ビルトイン スタビライザー。 ビルトインスタビライザーの役割と税金の必要性を解説します

自動安定化装置(ビルト・イン・スタビライザー)とは|株式投資大百科

ビルトイン スタビライザー

自動安定装置。 制度にそなわっている,を自動的に調節する機能をいう。 1 を中心とする大規模な予算, 2 国民のにより税収が敏感に増減すると制度, 3 政府支出におけるといった社会保障関係の移転支出が大きなをもつ経費構造などが重要な条件としてあげられる。 このような財政制度のもとでは,人為的に支出計画やを変更しなくても,財政は,不況時には税収が落込み,社会保障支出が増加するためとなる傾向があり,好況時には逆にとなりやすくを自動的に安定化する役割を果す。 ・は現代の財政制度のなかに機能しているが,景気変動が大きい場合には自由裁量的安定政策やなど,他の安定策との相互補完をはかる必要がある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について の解説 景気の変動を自動的に安定化させるしくみのこと。 「ビルトイン」は、国の財政構造に「あらかじめ組み込まれた」という意味であり、「スタビライザー」は「安定装置」を意味する。 そのため自動安定化装置とも訳される。 たとえば、所得税などの累進課税制度や雇用保険による等などの社会保障制度がこれに当てはまる。 所得税の場合、個人の所得が増えると税率も増加する。 したがって、好況時には所得が増えるが納税額も増加するため、貨幣流通量の増加が抑制される。 逆に、不況時には所得は減るが納税額もするため、消費の減少が緩和される。 しかし、景気変動を安定させるにはビルトイン・スタビライザーだけでは十分でないため、公共投資や公開市場操作など、政府が時期に応じて行う財政・金融政策も併用されることが多い。 出典 ナビゲート ビジネス基本用語集について の解説 経済に制度的に組み込まれていて、景気の変動とともに自動的に経済の安定を図るように作用する機能をいう。 自動安定装置と訳されることもある。 このような制度としては、不況期には経済の有効需要が不足しているから自動的に有効需要の拡大をもたらし、逆に経済が過熱状態にあるようなときには有効需要の削減をもたらすようなものが望ましい。 わが国経済においても、租税制度や社会保障制度などのなかに典型的なビルトイン・スタビライザーの機能をみることができる。 租税制度では、個人所得税は累進税率構造をとっており、不況期には課税所得が減少することに加えて、適用される税率自体も低い水準に移行する可能性をもつ。 好況期には逆の方向に働く。 法人所得税は個人所得税と異なり基本的には比例税制度であるが、課税標準である法人所得は景気の動きに対してきわめて敏感に反応して変動する。 これらによって、不況期には大幅な税収額の減少を通して民間の可処分所得を高め、したがって有効需要の重要な構成要素である消費を拡大し、好況期には逆に税収額は増大し、民間の購買力を抑制する。 社会保障制度では、とくに雇用保険にその機能が顕著にみられるが、不況期には給付金の支払いを通して民間の購買力を高め、好況期には保険金の徴収という形で民間の有効需要を吸い上げる。 このようなビルトイン・スタビライザーの機能が注目されるようになったのは1940年代末ごろからである。 1930年代の長期不況のなかで、資本主義経済の自動的完全雇用回復能力に疑問が投げかけられ、政策的に経済を管理する必要が認識されたが、裁量的財政政策にはタイム・ラグという欠陥が伴い、ときにはかえって景気変動を悪化させるおそれのあることが指摘されていた。 第二次世界大戦後、財政規模の拡大とその構造変化がみられたアメリカにおいて、タイム・ラグを大幅に短縮することが可能なビルトイン・スタビライザーの機能が論じられ始め、ついでイギリス、旧西ドイツ、日本などでも注目されるようになった。 その後、ビルトイン・スタビライザーの機能はいっそう重要性を増してきている。 しかし、ビルトイン・スタビライザーの固有の短所として、有効需要の不足や過剰を完全に補整することはできないということがあげられる。 とくに、深刻な不況の克服には効果が不十分であるとともに、不況からの回復期においては、その回復の足を引っ張る効果を自動的に発揮する。 したがって、これだけに頼る経済安定政策には大きな限界があるといえる。 [林 正寿].

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ビルト・イン・スタビライザー

ビルトイン スタビライザー

4 となる。 仮に民間投資が減少したとすると、財政収支と経常収支がそのままの場合、総貯蓄が減少することになる。 3 4 より総貯蓄の減少は、消費性向を通して総消費の減少を意味し、民間投資の減少と併せて国民所得の減少(不況)を起こす。 しかし、国民所得の減少は通常、税収の減少にもつながるため、財政収支も悪化する。 すると総貯蓄の減少は、財政収支がそのままの場合に比べて、軽微で済み、国民所得の減少も緩やかになる。 また、輸入も国民所得に比例する傾向があるため、経常収支を通すことで貿易にもスタビライザー効果が見られる。 数式モデルからの分析 [ ] 経済A(国民所得に応じた税制)• 25 以上のモデルを解く• 8 以上のモデルを解く• ここで、民間投資が10減少し5になったとしよう。 経済A----------------------• これは、歳出を固定しているだけでも、税収減により財政赤字になり、財政政策を自動的に発動していることになるためである。 後の日本においても、急速な税収減少が景気の落ち込みを限定的なものにした。 一方、財政均衡を守ろうとするとスタビライザー効果は失われ景気の落ち込みは激しくなる。 ビルト・イン・スタビライザーとインフレ [ ] インフレーションが進行する中では、歳出を固定したり増加額を一定率にしたりすることでを押さえ込むというスタビライザー効果が期待される。 これは、不景気時の逆で、インフレーションが財政収支改善をもたらし自動的に緊縮財政効果をもたらすからである。 ただ、インフレ率よりも低い歳出増加率を余儀なくされるため、財政上投入可能な資源が減少する 実質歳出の低下。 ビルト・イン・スタビライザーの例 [ ]• 制度 個人の所得に課税されるは、所得金額が増加すると税率が高くなる。 このため、景気拡大によって賃金が上昇すると所得税額が大きく増加し、可処分所得の増加を抑制して消費の拡大(=さらなる景気の過熱)を抑える効果がある。 政府の税収は景気拡大に伴って大きく増加するが、歳出を一定にしていれば財政収支の黒字幅拡大(赤字の縮小)が起こり、総需要を抑制するように働く。 に対する救済制度 によって失業者には一定期間、給付金が支給される。 失業者は所得がなくなれば消費水準を大きく低下させるしかなく、経済全体にとってはこれが消費の減少となってさらに景気悪化を招く効果がある。 雇用保険によって失業者にある程度の収入を提供することで、消費水準の低下は小幅なものとなり、景気変動を小さくすることができる。 雇用保険は政府が実施しているが、好況期など失業者が少ない時期には、雇用保険によるが少なく保険料収入は多いので雇用保険の黒字が拡大(赤字は縮小)する。 一方、不況期などに失業者が増加すれば、失業等給付が増加し、保険料収入が減少するので、黒字が縮小(赤字拡大)する。 この場合においては、失業等給付のための基金が緩衝材の役割を果たしている。 関連項目 [ ]•

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ビルトインスタビライザーをわかりやすく解説します!

ビルトイン スタビライザー

スポンサードリンク ビルトインスタビライザーの具体例 ビルトインスタビライザーの例としては累進課税制度があります。 以下、ウィキペディアより引用 引用元URL: 累進課税(るいしんかぜい)とは、課税標準(租税を賦課する課税対象)が増えるほど、より高い税率を課する課税方式のことをいう。 また、この制度下における税率は「累進税率」と称される。 以上、引用終了 累進課税制度の例は所得税です。 累進課税制度(所得税)はお給料をいっぱいもらえばもらうほど 高くなりますね。 なぜ累進課税制度(所得税)が ビルトインスタビライザーの具体例になるのでしょう? つまり、所得税がどうして景気の急激な変化を抑えてくれるのでしょう? 以下、ウィキペディアより引用 引用元URL: 景気(けいき)とは、売買や取引などの経済活動全般の動向のこと。 経済用語としての「景気」にも実体経済の動向のみならず、 これに伴った世間一般の社会的心理をも含めて捉えるケースも多く、 英語などの他言語には正確に合致する単語はないと考えられている。 景気は常に上昇し続ける事も、 逆に下降し続ける事も無く、 長期的には上昇と下降を繰り返している。 こうした変動を景気循環と呼んでいる。 その中において景気が上昇している状態を「好景気」 (好況、単に「景気」とも)や「景気の回復」と呼び、 逆に景気が下降している状態を「不景気」(不況)や 「景気の悪化」と呼んでいる。 以上引用終了 こんな感じで景気が変化するといっても 好景気ということもありますし不景気ということもあるわけですね。 話を元に戻します。 たとえば景気がよいときって物がどんどん売れて 会社がガッポガッポ儲かるので、従業員への給料も上がります。 すると、所得税は累進課税ですから、所得税率も上がるわけです。 その結果、所得税として支払う金額も上がります。 もし所得税が累進課税であるときと累進課税でない時なら 累進課税の方が給料が上がれば上がるほど支払う金額が上がります。 なので、景気がよくてお給料が増えても 所得税を国におさめるため、手元に残るお金は累進課税がない時と比べたら 小さくなりますね。 たとえば100万円お給料をもらったとします。 で、累進課税がないとして定額で10%所得税を払うとします。 すると10万円所得税を国におさめることになります。 なので90万円手元に残ります。 でも累進課税で50万円なら8%だけど、100万円だったら20%だとします。 だから手元に80万円残ります。 こんな感じで累進課税だと給料が増えても 手元にお金が残りにくいわけですね。 こうやって手元に残るお金が減らされることによって 消費も抑えられます。 お金が減ったら商品を買いたくても買えなくなりますからね。 こうやって景気が急激によくなるのを抑えているわけです。 ビルトインスタビライザーとは 急激な景気の変化を自動的に抑える仕組みのことですからね。 逆に景気が悪い時には累進課税制度によって 税率が逆に低くなります。 その結果、累進課税制度がないときと比べたら支払う税金が安くなります。 たとえば給料が30万円に下がったとします。 で、累進課税がないときは一定で10%だとします。 でも累進課税があると給料が30万円なら5%みたいな感じで 税率が下げられます。 05=1万5000円 と、累進課税のおかげで支払う税金が安くなるわけですね。 結果、手元に残るお金が増えるので、買いたい商品を買うことができます。 消費が促進され、景気の急激な落ち込みを抑えることができるわけですね。 これがビルトインスタビライザーの具体例です。

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