咳 喘息 自然 治癒。 喘息が自然に治癒することがない分かりやすい理由

喘息を起す体質と初期対応

咳 喘息 自然 治癒

この記事の目次• 咳喘息の原因 咳喘息は、様々な刺激によって喉の状態が過敏になり、呼吸をする際に酸素や二酸化炭素といった空気が通る道である気道に収縮が生じます。 気道が収縮するということは、気道が狭くなるということです。 この反応によって、炎症や咳といった発作を引き起こします。 では、どういったものが原因となるのかを紹介していきます。 気道の収縮 以下に記述するものが原因となって咳が誘発されますが、まず、原因因子によってどのように咳の発作が発生するかを簡単に説明します。 原因因子によって気道が収縮し、狭くなります。 空気の通り道である気管支も狭くなり、好酸球が増加します。 好酸球は白血球に含まれています。 白血球は炎症反応に関与し、アレルギーも関わってきます。 好酸球の酸球性炎症によって咳喘息の発作が生じます。 アレルギー物質によるアレルギー反応 花粉、埃 ほこり 、ダニ、ハウスダスト、アレルギー 食べ物など全てを含む にといったアレルゲンよって喉に刺激が入り、気道が収縮します。 アレルゲンとは、アレルギー反応を引き起こす物質全般のことを指します。 その他の原因 煙草の煙や精神的・身体的ストレス、飲酒によるアルコール過多、湯気、香水や線香、周囲の温度の変化などが挙げられます。 また、過労といった過剰な運動や運動不足によって身体の抵抗力や免疫力が低下していると発症しやすいです。 栄養バランスが崩れて、偏食や栄養不足となっても、自己免疫能力が低下し、身体の抵抗力も減り、病気を発症しやすくなります。 その他の疾患に併発して発症する 咳喘息の咳は、他の疾患に伴って生じることがあります。 特に併発して起きやすい病気は、風邪です。 風邪をひいて数週間以上、咳の症状が続くと、慢性化していると考えられます。 これが続けば咳喘息の可能性は高くなります。 また、花粉症やダニの影響だけではなく、鼻炎や副鼻腔炎、逆流性食道炎といった病気の炎症反応が原因となって、長期的に咳が誘発されることがあります。 咳喘息の症状 ここでは、咳喘息の主な症状や、その発症率について説明をします。 人によって症状は様々であり、何らかの疾患に併発して起きている可能性もあります。 ここに挙げられる症状が全てではない可能性もあり、あくまで参考とし、自身には本当はどういった症状・疾患をもっていて、どういった検査や治療が必要なのか、正しく知るには専門医に診てもらう必要があります。 発症率 罹患率は年々、増加傾向にあり、特に女性に多い傾向があります。 咳喘息は、アレルギー反応によって気道が炎症を引きこすことが多く、特に、アレルギーを保有している患者に多いとされています。 咳喘息特有の咳症状 咳喘息の特徴として、1ヶ月以上の空咳 からぜき が続くことが挙げられます。 重症化すると、咳は1年以上続くことがあります。 特に、夜間~明け方にかけて激しい咳の発作が出現します。 夜間に激しくなるのは、身体を横にすることで痰が排出しにくい姿勢となり、喉に痰が溜まりやすくなります。 これにより、咳が誘発されやすくなります。 咳の発作が強い場合は、胸痛や嘔吐を生じ、ひどい時には失神をも引き起こします場合があります。 喉の異常 喉にイガイガとした異常な感覚を伴うことがあります。 長話をしたり、口を開けたまま呼吸をしたりしていると、喉が乾燥します。 喉が乾燥すると喉の粘膜が傷ついたり炎症を引き起こし、感染症にかかる可能性があるため、更に異常な感覚が生じやすくなります。 喘息との違い 喘息と同様の症状が見られるものの、喘息の特徴であるゼイゼイ、ヒューヒューとした喘鳴や呼吸困難といった異常な呼吸はみられません。 聴診器を当てても、そういった呼吸音は認められません。 痰 たん や発熱もほとんど認めません。 ちなみに、喘息の前段階に咳喘息があり、咳喘息を放置してしまうと病気が咳喘息へ進行する可能性があります。 咳喘息の診断 最初に、医師による問診が行われます。 問診からは、これまでの病歴の確認や症状の確認がされ、その後の検査や治療の参考材料とし、統合して診断をしていきます。 小さな症状も全て見落としがないように、自身の身体の情報を医師に伝えましょう。 咳喘息の診断基準 咳喘息の診断基準は、7つあります。 この7つ全てを満たした場合に、咳喘息と診断されます。 なお、簡易的に診断する視方として、診断基準の項目1と5の双方を満たすことで、咳喘息と診断することがあります。 以下、1~7の項目が診断基準となります。 喘鳴 ぜいめい を伴わない咳嗽が8週間以上持続する。 聴診器を当てても、wheeze 聴診器を当てた際に起こるゼイゼイ、ヒューヒューといった呼吸音 が鳴らない。 喘鳴、呼吸困難などを伴う喘息の既往がない これまでに患っていない。 8週間以内に上気道炎 風邪 に罹患していない。 気道過敏性の亢進。 気管支拡張薬の効果の判定は客観的な証明によることが望ましいとしています。 咳感受性は亢進していない 咳を引き起こすアレルギー物質に反応して、咳を引き起こす。 「咳感受性が亢進していない」という報告と、「治療によって低下する」という報告がされています。 しかし、純粋な咳喘息では亢進していないとされています。 胸部 X 線検査 レントゲン検査 で異常を認めない。 血液検査 血液検査にて、咳喘息の原因となるハウスダストやカビ、ダニ、花粉といった物質や生物に対するアレルギー反応の状態を調べます。 また、咳喘息によって多く出現する症状である痰に関しても調べることができます。 咳喘息を発症すると、痰の中の好中球が多くなります。 好中球とは、白血球の一種であり、炎症反応に関与します。 つまり、アレルギー反応にも関与する細胞であり、痰の中で分泌される物質です。 レントゲン検査 単純X線検査 胸部のレントゲン検査を行って肺や気管支を画像に写し出し、どういった状態かを確認します。 画像が白く写る部分がある等の異常が見られない場合は、咳喘息の可能性が高いです。 肺機能検査 肺機能検査では、呼気 こき 量の制限が見られます。 呼気量とは、空気を吐き出す量のことを言います。 咳が出すために、吸気する勢いはありますが、空気を吐き出しにくくなります。 咳喘息の治療法 咳が続くと思ったら、一度受診をしてみましょう。 病院で診察し、治療してもらう他に、自身でも日常生活上で注意すべき点には注意をしていきましょう。 咳喘息は、自然治癒することもあれば、治療を途中で止めると再発する可能性もあり、進行して喘息になることがあります。 症状が軽快しても注意をしましょう。 では、病院ではどういった治療法があるのか、何の科を受診すると良いのか、自分自身はどういったことに注意をしていくと良いのかについて説明をしていきます。 受診する科 咳喘息は呼吸器系、内科系になるので、受診する科は、呼吸器科、呼吸器内科、内科の専門医がいる科を受診しましょう。 鼻や喉が侵されたり、アレルギー物質が原因であったりするため、耳鼻咽頭科やアレルギー科も対応可能です。 子供の場合は、小児科でも診てもらうことができます。 優先される治療は吸入治療 喘息に移行することを防止するために、吸入ステロイド薬を利用した吸入治療を継続していきます。 この薬は、持続的な咳が続く場合や、長時間作用型の刺激薬やその他の処方薬の効果が認められない場合に適用されます。 吸入薬は、吸入器を用いて吸引します。 抗炎症作用の効果が期待されます。 ステロイド薬の吸入治療薬を用いると、気道に直接作用するため、声が枯れたり、口腔カンジダ症といった合併症を併発する可能性があります。 口腔カンジダ症とは、カンジダ菌というカビの一種が、口腔内に生息しており、舌や口腔内の粘膜を白くするといった症状を見せます。 吸入後にうがいをすると、カンジダ症を防止することができます。 経口ステロイド薬 吸入ステロイド薬の刺激が強く反応して、更に咳が誘発される場合や、咳喘息の症状が急変して重症化すると、処方される場合があります。 副作用として、満月様顔貌 ムーンフェイス や副腎機能不全などを合併する可能性があります。 満月様顔貌とは、皮下脂肪が沈着して顔が丸く膨らむ病気です。 刺激薬 気管支拡張薬 長時間作用型の刺激薬やデオフィリン薬、といった気管支拡張薬、抗アレルギー薬を用いることで、咳を抑制する効果が期待できます。 気管支拡張剤は、気管支を拡張させるため、空気の通り道が広くなり、呼吸が行いやすくなります。 しかし、副作用として気道が更に敏感になる可能性があります。 気管支拡張薬は、吸入ステロイド薬や抗アレルギー薬と併用して長期的に使用されること場合があります。 気管支拡張薬+吸入ステロイド薬 「合剤」と言って、気管支拡張薬と吸入ステロイド薬の双方を合わせた薬があります。 これには、アドエアやシムビコートといった薬があります。 その他の炎症を抑制する薬 刺激薬やデオフィリン薬といった気管支拡張薬は、これらの利用によって咳が消失する場合に継続されますが、それ以外にも併用して服用される薬があります。 それは、ヒスタミン薬といった抗炎症剤です。 また、ロイコトリエン拮抗薬といった、拮抗薬も使用されます。 ヒスタミン薬やロイコトリエン拮抗薬は、比較的、咳喘息が軽度の場合に使用されます。 これは、なかなか効果が得られないと、吸入ステロイドが使用されます。 ヒスタミン薬もロイコトリエン拮抗薬も、双方とも、鼻炎やアレルギー性鼻炎といったアレルギー性のものに特に効果が得られます。 適用しそうで、しない薬 咳が出ると言って、風邪薬や咳止め薬、抗生物質といった、風邪症状の際に処方される薬を服用しても、咳喘息ではほとんど効果が得られません。 日常生活上で可能な予防法と対策法 病院で行う治療以外にも、セルフケアを行って、自分自身が予防や対策に心がけることが大切です。 どういった事を行うと良いのか、幾つか紹介をしていきます。 ・栄養バランスに気をつける 咳喘息の原因にはアレルギーの影響が挙げられています。 食物アレルギーがある方はそれに気をつけ、アレルギーに反応しにくい身体作りのために、栄養バランスのとれた食事をするようにしましょう。 ・飲酒は控える お酒にはアルコールが含まれています。 飲酒をすることで、体内にはアセトアルデヒドという物質が蓄積されやすくなる場合があります。 このアセトアルデヒドは、気道の収縮を促進する作用があり、咳を誘発します。 日本人は、外国人と比べ、比較的アセトアルデヒドが分解されにくいです。 つまり、体外に排出されにくいため、飲酒をするとこの物質が体内に蓄積されやすい体質にあります。 日本人はお酒が弱い人が多いというのは、こういうことから言われます。 もちろん、アセトアルデヒドが蓄積されにくい体質の方もいるため、全ての人がアセトアルデヒドの影響を受けやすいというわけではありません。 しかし、できるだけ飲酒を控えることには越したことはないです。 ・煙草の煙には注意をする 特に副流煙 煙草の煙は気管支を刺激し、咳を誘発しやすくし、咳をする頻度を増やします。 喫煙者は能動喫煙、非喫煙者で副流煙を吸い込む場合は受動喫煙と言います。 この能動喫煙者は、煙草のフィルターを通してから煙を吸う為、吸う煙の成分は薄くなります。 受動喫煙をする人の場合は、煙草のフィルターを通さずに、煙草の火がついている先端から出てくる煙を吸うため、煙の成分が強いものを吸っていることになります。 このことより、受動喫煙者の方が煙草の強い影響を受けることがわかります。 煙草の煙は咳喘息を悪化させるため、特に喫煙者は周囲に気を配り、なるべく喫煙をしないようにしましょう。 ・ストレスを発散する ストレスは気道を過敏にし、咳喘息を誘発する可能性があります。 過労や睡眠不足、栄養バランスの崩れがないようにすることが大切です。 休養はしっかりとり、十分な睡眠と栄養バランスのとれた食事をしましょう。 また、運動を適度に行って免疫力や抵抗力をつけて咳喘息の予防に心がけましょう。 ・気温の変化に注意をする 日本は四季があり、気温の変化が激しい国です。 気温が大きく変動すると咳喘息が誘発される可能性があります。 あらゆる場面で、気温の変化に対応できるように前もって準備しておくと良いでしょう。 室内では、エアコンや扇風機、ストーブ、電気カーペット等といった電化製品を利用することがありますが、外と温度が大きく変わることがあります。 こういった変化にも注意しましょう。 ・他の病気にならないように注意をする 風邪やインフルエンザといった病気になると、気道の粘膜に炎症が生じます。 これによって、気道の収縮が促進され、咳喘息を誘発する可能性があります。 外に出る時や、室内でも乾燥している時にはマスクを装着し、帰宅時や食事前には手洗いやうがいをするようにしましょう。 また、口呼吸をする人は、睡眠時に口が開いたままになりやすく、喉が炎症を引き起こしやすくなります。 すると、炎症部位が感染症を引き起こすなどして風邪や咳を誘発する可能性が出てきます。 こういった事を予防するためにも、睡眠時に口を覆うネックウォーマーやマスクを装着することをオススメします。 ・環境設定に注意をする アレルギーの原因因子となるハウスダストやカビ、花粉、ペットの毛といったアレルゲンを徹底して対応することが大切です。 細目に、布団や枕、毛布、シーツといった寝具を天日干ししたり、クリーニングに出したりするといった工夫をすると良いでしょう。 頻度としては、最低1週間に1回です。 自分がいる空間も毎日掃除し、服やアウターも細目に洗濯するようにしましょう。 ・寝る時は少し状態を起こす 頭部を起こす 原因でも述べたように、身体を横にすると痰が喉に溜まりやすく、咳を誘発しやすくなります。 頭部を胸部よりも高い位置になるように状態を少し起こした状態で寝ると、喉が下方向に真っすぐとなるため、痰が絡みにくくなります。 夜間に咳が強くなる人は、試し頭部を少し起こした状態で寝てみると良いでしょう。 高い位置にもってくるには、大きめのクッションを頭部下に敷くと良いでしょう。 ここでの注意点は、首が曲がりすぎると、気道が閉塞されて呼吸が妨げられる点です。 これには注意をしてセッティングを行うようにしましょう。

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咳喘息の治療期間はどれくらい?完治を早める為の生活習慣は?

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1 気管支に炎症を起こしやすい体質 「どうして気管支喘息などという病気が、わが身に出たのだろうか?!」と不思議に思われた方も多いと思います。 原因をしっかり把握することが正しい治療につながります。 喘息はたしかに、体質や遺伝の影響はあるのですが、そのせいだけにしていれば、自分の喘息は遺伝や体質が変わらなければ死ぬまで治り得ないといっているようなものです。 遺伝子を治療しない限り、治らないと思っていることになります。 また、ダニや花粉、環境のせいだけにしていれば、治るまで転地をくり返したり、家屋を改造したり、悪い空気を吸わないように努力するしか方法がなくなります。 喘息の原因を単純に一つに絞ることができるケースも存在しますが意外と少ないのです。 体質、環境、生育歴、疲労、後天的な体作りの努力など複合的、総合的に関連して、起ることの方が多いのです。 人間は総合的であり、病気(喘息)も色々な重なりで発病すると考えた方が正確です。 一つだけのせいにしては治すことはできません。 自分の喘息の原因を複合的、総合的に把握してください。 ただし、どんなタイプの喘息であろうと、気管支喘息という病気を起こす体質が存在したことが根本原因であることは否定できません。 逆にいえば、喘息になろうとしてもなることのできない体質の人はたくさんいるわけです。 喘息を起こす可能性のある遺伝子や先天的な要因があればこそ、あなたの喘息は発症したといえます。 同時に、体質や先天的な要因が共通しているのに喘息を発病していない人もたくさんいるということも理解してください。 アレルギー性(外因性でIgE依存性、アトピー性と呼ぶこともある)のタイプであろうと、非アレルギー性(内因性で、非IgE依存性)であろうと、アスピリン喘息のタイプであろうと、喘息の患者さんに気道には共通して好酸球が関与する気道の炎症がみられます。 そして喘息発作が同じように起ってきます。 つまり、気管支に好酸球が遊出しやすく、炎症を起こしやすい体質が喘息の患者さんには共通してあるのです。 A、B、Cの体質が加わった人が喘息を発症しやすいのです。 全身性ステロイド、吸入ステロイドがこれらの人には効きます。 外因性=IgE依存性のアレルギー体質の人は大勢いますが、アレルギー体質の人がすべて喘息を起こすわけではありません。 喘息を起こさず、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、花粉症、じんま疹だけの人、生涯無症状の人も数多くいます。 同様にすべてのIgE非依存性の人が喘息を発症しているわけではありません。 またアスピリンで発疹が出たり、口唇が腫れたりするだけの人もいるのです。 斜線の部分の人が気管支喘息を起こしやすいのです。 そしてIgE依存性とIgE非依存性の円が重なっている喘息もあるし、アスピリン喘息を含め三つとも合併している喘息もあるのです。 あなたが喘息を発症した理由は、斜線部分のどれかの体質を持っていたということになります。 2 体質であれば治らないか では、喘息の体質があり、発症したのであれば治らないのでしょうか。 ここでは、喘息になった理由の一つに体質があったということを説明しただけのことです。 斜線の部分の体質を持った人が、生まれた時から喘息を起こしているわけではありません。 体質は同じでも喘息を発病しない人は発病した人の何倍もいます。 また、同じ体質はあっても「よくなり、治った人」もたくさんいます。 喘息が起った説明の一つに体質が挙げられるだけの話で、治らぬ説明の一つに体質を挙げる必要はないのです。 3 内因性喘息について追加 内因性喘息について分りずらいという意見と「すぐ反発したくなる」という意見がありましたので、ポイントを追加します。 血液で幾ら調べても外因性抗原が見つからないタイプの喘息。 皮膚のテストや吸入テストでも見つからず特定できない人。 外因性とは言えない人。 非IgE依存性の人。 自律神経のバランスが崩れている場合。 以上のような特徴があります。 外因性の原因が特定できない喘息は炎症を内因性に起こしやすい体質が原因なのだろうということで内因性喘息に分類しているのです。 成人喘息で発症した人の中にこのタイプが意外と多いのです。 4 最重要な要因は何か 環境要因 第一に、体質以上に後天的な環境要因が重要です。 世界でも日本でも喘息患者が増加していますが、喘息を起こしやすい体質や遺伝子を持つ人が増加したのではありません。 環境の変化で、発症する人が世界でも日本でも増加しているのです。 ディーゼル排気ガスが喘息の原因になっているという国立環境研究所の嵯峨井先生の指摘は重要。 このような環境要因の悪化や変化が喘息患者の増加を促しているのです。 内外の環境を改善したり、整えることができれば、喘息や発作が少なかった時代に戻ることができるのです。 自然治癒力 第二に、自然治癒力、心身をコントロールする力が重要です。 体質も同じ、環境が同じでも喘息を発病する人としない人があります。 一卵性双生児、二卵性双生児で体質が同じ、同じ家庭で育てられても、必ずしも二人とも両者が喘息を発病するわけではありません。 兄弟姉妹、親子がすべて喘息になるわけでもありません。 喘息の発病しやすさに違いがあったからといえます。 それはとりもなおさず、発病しにくくする自然治癒力や心身のコントロール力に差があったからだと言い換えることができます。 この自然治癒力やコントロール力は喘息が発症した後にも影響します。 小児喘息の発作を起こした子どもが治癒していくのは、遺伝子や体質が変わったからではありません。 成長とともに不利な条件を克服する心身のコントロール力、自然治癒力が増加したからに他なりません。 IgE値やRASTのスコアに変化がなくても、「よくなり、治っている」のです。 自然治癒力の増加が不十分だった子どもの喘息が、成人喘息に持ち越されていくのです。 成人喘息のばあい、体質や環境がそう変化しなくとも、心身のコントロール力や自然治癒力が低下した結果、発症する人が多いのです。 「風邪がもとで発症した」と語る人がほとんどであることをさきに紹介しました。 しかし、風邪はそれまでに何回もひいたことがあるはずです。 なぜその時の風邪がもとになったのかは、風邪だけでない別の原因に目を向けねばなりません。 正しい指導や前向きの努力で心身のコントロールや自然治癒力が回復し、体質や環境のハンディを上回ることができれば、「よくなり、治る」のです。 初期対応 第三に、初期対応が大切です。 誰でも、喘息と診断されるまでは風邪が治りにくいとか、なかなか治らない気管支炎だと思っていたわけです。 喘息発作が出て、喘息と診断されてはじめて病気が出たことがわかるのです。 それまでは誰に喘息が出るなどということは医師にもわかりません。 病気が出た時の初期対応がよければ、軽いうちに早く治すことができます。 早期の治療が大切なことは、宮城喘息大学の佐々木泰夫先生の成績ですでに紹介しました。 皮内テストなどの皮膚テストやRAST検査を参考にしながら、環境の面で指導を重ねれば、早期の喘息ではすぐよくなる人もいます。 一例を挙げれば、最近増加の目立つウサギ喘息です。 ウサギを室内で飼うことになり、しばらくすると、咳が出て、喘息発作が出るようになった人がいます。 体質や環境に変化はなく、新たな変化はウサギが増えただけです。 その人は、RAST検査でウサギ喘息を確認し、ウサギを友人に譲りました。 その人の喘息は治りました。 この例のように、早目にキチンとした対策をとれば、気道の炎症は慢性化・重症化することなく済みます。 しかし、原因もわからずに放っておくと気道の過敏性は高まり、たとえばウサギ以外の気象条件や他の刺激でも喘息発作を起こすようになっていく危険があるのです。 小児喘息向けに「ぜんそくさん、ありがとう」の一部を紹介します。 吸入についてはこんな上達の方法があります。 こういう情報・満載の勉強が必要です。 があります。 これらが初期に十分に実行されていれば慢性化したり、重症化する危険の多くを回避することができたでありましょう。 これまで評判の良かった「みんなで治す小児喘息」が絶版となりました。 復刻版を1,000円で作りましたので、御希望の方はお求めになって下さい。 これらの本の紹介は に紹介してあります。 実践的には石川県喘息友の会「わかば会」が開催いたします成人喘息ゼミナールに参加されることが最も早く効果的です。 お申し込み及び詳細についてはは をご参照下さい。

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咳喘息の原因と対処法は?大人はストレスで悪化することも?

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Sponsored Link 咳喘息の治し方は? 咳喘息には、一般的な市販の咳止め薬は効果がありません。 これは、風邪などで起こる普通の咳とは原因が根本的に違うためです。 一般的な咳は喉の炎症が原因となるのに対して、咳喘息では気管支が炎症によって狭くなるのが原因となります。 (気管支というのは、いわゆる気道のこと。 肺と喉をつなぐ空気の通り道) 簡単に言えば、 咳喘息というのは喘息(ぜんそく)になりかけの状態と言えるでしょう。 喘息と同じ理由で咳が出ている状態なので、喘息用の薬を使って治すことが出来ます。 ただ、こういった咳喘息を治療する薬というのは、市販では売られていません。 つまり、 咳喘息を治すためには、一度病院を受診する必要があるというわけですね。 咳喘息の治療には、主に吸入薬が使われる!薬をもらうために定期的に通院するのが一般的! 咳喘息になったら何科の病院を受診すればいいの? 咳喘息は気管支の病気なので、基本的には 「呼吸器科」に行けばOKです。 呼吸器科の病院がないという場合には、 「耳鼻咽喉科」などで対処してくれることもありますので、そちらへ行くようにしましょう。 ただ、咳喘息は医師の間でも診断の難しい病気です。 専門ではない内科などを受診すると、「ただの風邪」と言われてしまうことも少なくありません。 しっかりと検査と診断をしてもらうためにも、出来るだけ専門の「呼吸器科」で診てもらった方が良いと考えておきましょう。 咳喘息かもしれない時の病院の選び方については、以下の記事で詳しく説明しているので、こちらも参考にしてみてくださいね。 早い人は3か月ほどで症状が落ち着くこともありますね。 症状が良くなってきたら徐々に薬を減らしていって、 最終的には薬をやめて様子を見ることになるのが一般的です。 注意しておきたいのは、治療を途中で止めないことですね。 通院が2週間~1か月に1回ということもあり、咳が少なくなってくると自然と病院に来なくなる人が多いです。 治療を途中でやめてしまうと、良くならないどころか悪化することも考えられます。 医師の指示に従って治療を続けることが大切と言えるでしょう。 咳喘息の治療期間は、平均すると半年ほど!途中で治療をやめないように注意しよう! 咳喘息は結局完治するの? 咳喘息は治療を続けていくと、ほぼ無症状と言えるレベルまで治る病気です。 ただ、100%完治させるということは難しく、完全に症状が無くなっていても、ある日何かをきっかけに症状をぶり返すということが少なくありません。 そのため、 咳喘息が治まった後も、咳喘息を引き起こすきっかけを作らないことが大切になります。 特に気を付けたいのが、ダニやほこりといったハウスダストや、ペットの毛、花粉、黄砂などですね。 これらは咳喘息を引き起こしやすい物質なので、日頃から吸わないように対策をしておくと良いでしょう。 日々の生活をする上での注意点などについては、以下の記事で詳しくまとめていますので、合わせて読んでおくようにしましょう。 上でもお話してきた通り、咳喘息というのは気管支が原因物質に過敏になって炎症が起こり、咳が出やすくなってしまう病気です。 この気管支の炎症は、ダニやほこり、花粉といった、身近にありふれたものによって引き起こされてしまいます。 そして、これらの原因を100%避ける方法はありません。 原因を100%避ける方法がない以上、過敏になった気管支を治さないと咳喘息は治りません。 ただ、過敏になった気管支は、通常自然に治ることはないんです。 これは、一度花粉症を起こしたら楽になることはあっても治らないのと同じことですね。 また、咳喘息は放っておくと本当の喘息に発展してしまうことも少なくありません。 大人であれば30%ほど、子供であれば大半が本当の喘息にまで悪化してしまいます。 こういったリスクも考えると、 咳喘息はおとなしく病院を受診して治した方が良い病気と言えるでしょう。 「咳喘息は自然治癒で治せる!」という意見もあるかと思いますが、それはあくまで一時的に症状を抑えているだけに過ぎません。 症状を抑えながらごまかしていたら、気付けば悪化していたということもあり得ます。 喘息になってしまうと、それこそ一生のお付き合いになってしまいますので、早めに病院を受診するようにしましょう。 咳喘息を自然治癒で治すのは難しい!悪化のリスクもあるので必ず病院へ! まとめ 以上が、咳喘息の治し方や治療に関するお話ですね。 今回のお話を簡単にまとめておくと、以下のような部分がポイントになります。 咳喘息は一般的な咳止めでは治らない• 市販薬には咳喘息を治す薬がない• 治すためには病院で処方される吸入薬が必要• 薬をもらうためにも定期的に病院を受診する必要がある• 受診する際は「呼吸器科」がおすすめ• 治療期間は平均で半年、早ければ3か月ほど• 治療でほぼ無症状にはなるものの、ぶり返す可能性はある• ぶり返さないよう、日々の生活で原因物質を吸わない工夫を• 自然治癒は難しいので、悪化する前に病院へ 咳喘息は、100%の完治こそ難しい病気ですが、ほとんど気にならない程度にまで症状を抑えることは可能な病気です。 悪化のリスクも抑えることが出来ますので、変に自然治癒にこだわらず、早めに病院で相談するようにしてくださいね。

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