艦これ ss 修羅場。 #25 修羅場の極み

#25 修羅場の極み

艦これ ss 修羅場

最近提督の様子が可笑しい。 艦娘の誰もがそう思い始めたのは今から実に一週間前の事。 以前ならば一日に何度も鎮守府に訪れていた提督が、今ではその頻度も大きく減ってしまった。 幸い毎日鎮守府に着任こそするものの、以前と比べれば鎮守府にいる時間も短く出撃と遠征によるデイリー任務と演習が終われば直ぐに何処かへと行ってしまうようになった。 そして先日、慌てた様子で鎮守府に着任したかと思えばその格好はいつも身に纏っている軍服ではなく西洋の騎士が纏うような鎧兜と剣で武装した、全く不相応な格好で着任したのだ。 その時は「これは、その……そう! ちょっとこう言う感じの集まりがあったから参加してたんだよ!」と供述していた。 実際に騎士甲冑を纏って戦う甲冑格闘技なるものが存在していると知り、艦娘達は特に気に留めず萩風は「さすしれ!」と感心していた。 しかし今まで置く事のなかった花……花菖蒲を執務室に飾っては一人優しい笑みを浮かべたりとしている。 乱暴に机の上に叩きつけられた一枚の写真には提督と腕を組みこれでもかと身体を密着させ幸せそうな笑みを浮かべている女性の姿が一緒に映されている。 これを盗撮した青葉は鎮守府に帰還するや否や、瞳を深淵の闇の如く濁らせながら笑みを浮かべ壁を殴り破壊した。 写真に映っている提督の顔はだらしなく緩みきり、その顔は艦娘達を大いに苛立たせた。 「この女は誰ですか提督。 幾ら提督でも流石に頭にきます」 「お、落ち着け加賀……艤装を展開しないでくれ、マジで危ないから」 「なんなの提督! 提督はこんな和風の女が好みなの!? だったら次から出撃する時は着物を着るわだから私と結婚しましょう!」 「いや別に着物がいいとかじゃないから! つーかここで服脱ごうとするな足柄!」 「じゃあこの女が誰かさっさと白状するネー提督! 早くこの女をGo to hellしないと気が収まらないヨ!」 「榛名……大丈夫じゃありません」 「お、落ち着けお前ら!」 怒号にも似た艦娘達の声が作戦会議室に飛び交う。 彼女達からすれば今まで同じ時を過ごし苦楽を乗り越えてきたたった一人の大切な提督が、外の訳のわからない女と交際していると言う事実は決して許されるものではない。 提督を奪われたくない、誰にも渡したくない。 例えそれが、提督が心から愛している女性であるとしてもだ。 現れたのは一人の女性。 しかし彼女はこの鎮守府に所属もしていなければ艦娘でも、郡の関係者でもない。 [newpage] 提督として勤めてから早一年と半年が経過する。 多数の艦娘が所属し、練度が限界へと達した艦娘から次々とケッコンカッコカリを行い、次は自分が指輪を貰うのだと命令無視で深海棲艦を狩りに出掛ける姿が今となっては日常茶飯事と化している。 いつもが騒がしくも楽しい毎日を過ごしているが、俺はある不満を抱いていた。 幾らケッコンをしたとしても所詮は能力向上の為の仮初のもの。 大本営から艦娘との過度のスキンシップ……早い話が夜戦(意味深)を行う事を固く禁止されている。 その事に不満がない訳ではないが、人類に代わり深海棲艦と言う未知の侵略者と戦ってくれている彼女達の事を想うと大本営が下した軍法に逆らう気も起きず。 しかし女性ばかりの鎮守府に男は自分ただ一人。 ただでさえ魅力的であるにも関わらず、中破して帰ってきた時に彼女達と遭遇した場合露出した肌を見れば性欲が湧き上がるのは無理もない、同性愛者でもない限り男ならば誰しも同じ事を思うだろう。 提督が本職であり団長としての仕事はあくまで副業程度に思っていた……そう、最初こそは。 「あ、貴女は……!」 「ばっ! お前どうしてここに!?」 「団長さんこんな所にいらしたのですか。 そして団長さんとは……男と女の仲ですわ」 頬を赤らめながら簡潔に名乗ったハナショウブ。 その言葉に作戦会議室の空気が一瞬で凍り付く。 殺意、嫉妬、驚愕、絶望、憤怒、軽蔑……負の感情オンパレードに染まった百を超える視線がハナショウブではなく俺へと向けられている。 そのストレスから胃が激しく痛み始めた。 そんな俺を他所に、ハナショウブは見せつけるように抱き着いてくる。 豊満なおっぱいの柔らかい感触と心を落ち着かせる香りに普段なら思いっきり甘えるが……今は深海棲艦へとジョブチェンジしそうな勢いでいる艦娘達の手前我慢する。 こんな所で深海棲艦堕ちされたら洒落にならん。 「どうされたのですか団長さん。 いつもみたいに私の胸で思いっきりスリスリ甘えて下さっていいのですよ? それとも、ベッドの上の方がよろしいですか?」 ハナショウブがばくだんはつげんをしかけた! カンムスたちはあぜんとしている! 「……どう言う事か説明して頂けますか提督」 「え、えぇっと……なんて言えばいいのかぁ」 加賀が滅茶苦茶怒っている。 普段無表情であり自分でも感情が乏しいと口にしているが、今でははっきりと怒りを浮かべている事が手に取るように伝わって来る。 赤城が大破させられ深海棲艦に向けた怒りをも超えていると断言してもいい。 言える訳がない。 皆可愛くて純情で、一緒に過ごしていく内に好意を抱かれ、誘われるがままホイホイと彼女達の寝室に向かい、何度も何度も激しく求め合う程の関係を気付いてしまったと口が裂けでも言える訳がない。 ハナショウブはそんな中でも俺の初めてを優しく包み込んでくれた女性だ。 今までこの鎮守府で発散出来なかった分ハナショウブにぶつけ、そのままギンランやワレモコウと……沢山の花騎士達と肉体関係を持ってしまった。 ……だって皆可愛いんだもん。 純粋に甘えに来てくれて肉体関係を迫られたら、俺だって男だから我慢出来なかった。 「提督……君には失望したよ」 「ちょ、ちょっと待って下さいよ時雨さんや! これには海よりも深~い訳が……!」 「ねぇ団長さん、早く行きましょう。 ね?」 「て、提督さんは渡さないんだからね!」 瑞鶴がハナショウブに食って掛かる。 顔を真っ赤にしながら瑞鶴が艤装を展開し弓を構え、それを姉の翔鶴が必死に止める中でハナショウブは静かに口を開く。 「私は団長さんに身も心も捧げた身……その想いは海よりも深いと断言しても構いません。 貴女達も団長さんに好意を寄せているようですが、女として愛されていない貴女達では私のこの想いには到底勝てませんよ」 「そんなのこっちが聞きたいですよ! 毎日毎日料理とかお茶に媚薬を入れてるのに!」 「おい明石、お前今なんつった?」 「Hey提督! 今から夜戦(意味深)しに部屋まで行くネー!」 「胸が熱いな」 「いや駄目だから! 皆に手を出したら俺首になっちゃうから!」 「じゃあ早く辞任して本格的に我々の団長さんとなって下さいな」 「頼むからハナショウブ! 今は挑発的は発言は控えてくりゃれ!」 抱いてもらったと言うステータスで完全に上から目線のハナショウブに、艦娘達はただ歯を食いしばり悔しそうに見上げている。 皆の気持ちは充分理解している。 けれども大本営と言う障害がある以上俺はその想いを全て受け止められる事が出来ないのだ。 恨むのなら大本営を恨んでくれ。 こんな所にいたんだぁ」 聞き覚えのある声に背中に悪寒が走り抜け、抜き身の刃の如き殺気に肌が粟立つ。 作戦会議室へと現れた第三の乱入者。 それは俺にとって今もっとも現れて欲しくない人物でもある。 例えるなら燃え盛る炎の中に大量の火薬をブチ込むのと同じ程ヤバい。 その手には禍々しい形状をした愛剣がまるで血を欲しているかのように、照明を浴びて不気味に輝いている。 「ねぇあなた。 私言ったよね……私以外の女としちゃ、絶対に許さないですよ……って」 「えっ? いや、その……え~と……」 彼女との付き合いは今から一年前程になるのか。 これもまたとある切っ掛けで傭兵団の団長を副業としてやる事になり、その中でアリエルが一番最初の相手でもあった。 だってヤンデレ属性好きだもん。 病んでしまうぐらい愛してくれる女性から肉体関係を迫られたら、俺だってオタクだから我慢出来なかった。 「……団長さん。 どう言う訳か説明して頂いてもよろしいでしょうか?」 「何よ貴女。 あんたみたいな猫かぶり女が彼と一緒にいて許されると思ってるのかしら? 年増は早くどっかに消えれば?」 「だ、誰が年増だコラァッ!」 「ってなんでお前まで一緒になって怒ってるんだよ足柄!」 「どうでもいいわ。 それよりあなた、早く私達だけの愛の巣に行きましょう? ゆっくりとお話を聞かせてもらいたいし……大切なあなたの身体に染み付いた雌豚の臭いを上書きしないと」 「ハルナハ……モウダイジョウブジャアリマセン」 艦娘達は艤装を展開し、ハナショウブは得物の苦無を取り出す。 俺は咄嗟に窓を突き破って逃げた。 この後何が起きるのか、もう確認するまでもない。 窓を突き破ってから僅かに遅れて、俺が着任している鎮守府が半壊した。 後日、クーデターを起こした艦娘達が大本営を襲撃し提督とケッコンカッコカリしなくても夜戦(意味深)しても構わない許可を受理させて俺は晴れて皆と……夜戦(意味深)する事が出来ず、アリエルに薄暗い部屋へと監禁され繋がり続ける事を強要されていた。

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【デレマスSS】乃々「デスクの前で修羅場が始まったんですけど……?」 : SS★STATION SSのまとめ SSの専門サイト

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vip2ch. 65 ID:Kh9FgWqx0 乙 死して屍拾う者無し テクノブレイク 知ってました?DMM GAMESに無料登録するだけで500円分のポイントがもらえます やり方 1. DMM GAMESのを行う 2. DMMにクレジットカードの情報を登録する 3. にアクセスして「初回無料500pt取得はこちら」のボタンをクリックする まだ艦これ、やってないの? 艦これはDMM GAMESから配信されているゲームで、アニメ化もされた有名タイトルです。 アニメで初めて知った人も多く、まだゲームをやったことがない人も多いと思います。 DMM GAMESのにアクセスします。 アクセスしたら、「 今すぐ出撃」をクリック。 DMMアカウントをまだ持っていない人は、を行います。 既にDMMアカウントを持っている人はログインして、DMM GAMESのを行います。 DMM GAMESアカウント登録画面 ニックネーム、性別、生年月日を入力したら、「 登録してゲームを開始する」をクリックして登録完了です! スマホ版 艦これの始め方 艦これは実は、スマホ(Android)でもプレイすることができるんです。 PC版とデータ連動しているので、PCとスマホ、両方で楽しむことができます。 DMMゲームズのアカウントが未登録の場合、を行う。 DMMゲームズストアのアプリをダウンロードします。 DMMGAMESストアのアプリを起動、艦これのアプリを検索、ここからダウンロードします。 カテゴリー• 783• 304• 125• 223• 139• 121• 187• 258• 483• 3 アーカイブ• メタ情報•

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【吹雪】提督「ケッコン?死んでもやだ」【艦これSS】

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最近提督の様子が可笑しい。 艦娘の誰もがそう思い始めたのは今から実に一週間前の事。 以前ならば一日に何度も鎮守府に訪れていた提督が、今ではその頻度も大きく減ってしまった。 幸い毎日鎮守府に着任こそするものの、以前と比べれば鎮守府にいる時間も短く出撃と遠征によるデイリー任務と演習が終われば直ぐに何処かへと行ってしまうようになった。 そして先日、慌てた様子で鎮守府に着任したかと思えばその格好はいつも身に纏っている軍服ではなく西洋の騎士が纏うような鎧兜と剣で武装した、全く不相応な格好で着任したのだ。 その時は「これは、その……そう! ちょっとこう言う感じの集まりがあったから参加してたんだよ!」と供述していた。 実際に騎士甲冑を纏って戦う甲冑格闘技なるものが存在していると知り、艦娘達は特に気に留めず萩風は「さすしれ!」と感心していた。 しかし今まで置く事のなかった花……花菖蒲を執務室に飾っては一人優しい笑みを浮かべたりとしている。 乱暴に机の上に叩きつけられた一枚の写真には提督と腕を組みこれでもかと身体を密着させ幸せそうな笑みを浮かべている女性の姿が一緒に映されている。 これを盗撮した青葉は鎮守府に帰還するや否や、瞳を深淵の闇の如く濁らせながら笑みを浮かべ壁を殴り破壊した。 写真に映っている提督の顔はだらしなく緩みきり、その顔は艦娘達を大いに苛立たせた。 「この女は誰ですか提督。 幾ら提督でも流石に頭にきます」 「お、落ち着け加賀……艤装を展開しないでくれ、マジで危ないから」 「なんなの提督! 提督はこんな和風の女が好みなの!? だったら次から出撃する時は着物を着るわだから私と結婚しましょう!」 「いや別に着物がいいとかじゃないから! つーかここで服脱ごうとするな足柄!」 「じゃあこの女が誰かさっさと白状するネー提督! 早くこの女をGo to hellしないと気が収まらないヨ!」 「榛名……大丈夫じゃありません」 「お、落ち着けお前ら!」 怒号にも似た艦娘達の声が作戦会議室に飛び交う。 彼女達からすれば今まで同じ時を過ごし苦楽を乗り越えてきたたった一人の大切な提督が、外の訳のわからない女と交際していると言う事実は決して許されるものではない。 提督を奪われたくない、誰にも渡したくない。 例えそれが、提督が心から愛している女性であるとしてもだ。 現れたのは一人の女性。 しかし彼女はこの鎮守府に所属もしていなければ艦娘でも、郡の関係者でもない。 [newpage] 提督として勤めてから早一年と半年が経過する。 多数の艦娘が所属し、練度が限界へと達した艦娘から次々とケッコンカッコカリを行い、次は自分が指輪を貰うのだと命令無視で深海棲艦を狩りに出掛ける姿が今となっては日常茶飯事と化している。 いつもが騒がしくも楽しい毎日を過ごしているが、俺はある不満を抱いていた。 幾らケッコンをしたとしても所詮は能力向上の為の仮初のもの。 大本営から艦娘との過度のスキンシップ……早い話が夜戦(意味深)を行う事を固く禁止されている。 その事に不満がない訳ではないが、人類に代わり深海棲艦と言う未知の侵略者と戦ってくれている彼女達の事を想うと大本営が下した軍法に逆らう気も起きず。 しかし女性ばかりの鎮守府に男は自分ただ一人。 ただでさえ魅力的であるにも関わらず、中破して帰ってきた時に彼女達と遭遇した場合露出した肌を見れば性欲が湧き上がるのは無理もない、同性愛者でもない限り男ならば誰しも同じ事を思うだろう。 提督が本職であり団長としての仕事はあくまで副業程度に思っていた……そう、最初こそは。 「あ、貴女は……!」 「ばっ! お前どうしてここに!?」 「団長さんこんな所にいらしたのですか。 そして団長さんとは……男と女の仲ですわ」 頬を赤らめながら簡潔に名乗ったハナショウブ。 その言葉に作戦会議室の空気が一瞬で凍り付く。 殺意、嫉妬、驚愕、絶望、憤怒、軽蔑……負の感情オンパレードに染まった百を超える視線がハナショウブではなく俺へと向けられている。 そのストレスから胃が激しく痛み始めた。 そんな俺を他所に、ハナショウブは見せつけるように抱き着いてくる。 豊満なおっぱいの柔らかい感触と心を落ち着かせる香りに普段なら思いっきり甘えるが……今は深海棲艦へとジョブチェンジしそうな勢いでいる艦娘達の手前我慢する。 こんな所で深海棲艦堕ちされたら洒落にならん。 「どうされたのですか団長さん。 いつもみたいに私の胸で思いっきりスリスリ甘えて下さっていいのですよ? それとも、ベッドの上の方がよろしいですか?」 ハナショウブがばくだんはつげんをしかけた! カンムスたちはあぜんとしている! 「……どう言う事か説明して頂けますか提督」 「え、えぇっと……なんて言えばいいのかぁ」 加賀が滅茶苦茶怒っている。 普段無表情であり自分でも感情が乏しいと口にしているが、今でははっきりと怒りを浮かべている事が手に取るように伝わって来る。 赤城が大破させられ深海棲艦に向けた怒りをも超えていると断言してもいい。 言える訳がない。 皆可愛くて純情で、一緒に過ごしていく内に好意を抱かれ、誘われるがままホイホイと彼女達の寝室に向かい、何度も何度も激しく求め合う程の関係を気付いてしまったと口が裂けでも言える訳がない。 ハナショウブはそんな中でも俺の初めてを優しく包み込んでくれた女性だ。 今までこの鎮守府で発散出来なかった分ハナショウブにぶつけ、そのままギンランやワレモコウと……沢山の花騎士達と肉体関係を持ってしまった。 ……だって皆可愛いんだもん。 純粋に甘えに来てくれて肉体関係を迫られたら、俺だって男だから我慢出来なかった。 「提督……君には失望したよ」 「ちょ、ちょっと待って下さいよ時雨さんや! これには海よりも深~い訳が……!」 「ねぇ団長さん、早く行きましょう。 ね?」 「て、提督さんは渡さないんだからね!」 瑞鶴がハナショウブに食って掛かる。 顔を真っ赤にしながら瑞鶴が艤装を展開し弓を構え、それを姉の翔鶴が必死に止める中でハナショウブは静かに口を開く。 「私は団長さんに身も心も捧げた身……その想いは海よりも深いと断言しても構いません。 貴女達も団長さんに好意を寄せているようですが、女として愛されていない貴女達では私のこの想いには到底勝てませんよ」 「そんなのこっちが聞きたいですよ! 毎日毎日料理とかお茶に媚薬を入れてるのに!」 「おい明石、お前今なんつった?」 「Hey提督! 今から夜戦(意味深)しに部屋まで行くネー!」 「胸が熱いな」 「いや駄目だから! 皆に手を出したら俺首になっちゃうから!」 「じゃあ早く辞任して本格的に我々の団長さんとなって下さいな」 「頼むからハナショウブ! 今は挑発的は発言は控えてくりゃれ!」 抱いてもらったと言うステータスで完全に上から目線のハナショウブに、艦娘達はただ歯を食いしばり悔しそうに見上げている。 皆の気持ちは充分理解している。 けれども大本営と言う障害がある以上俺はその想いを全て受け止められる事が出来ないのだ。 恨むのなら大本営を恨んでくれ。 こんな所にいたんだぁ」 聞き覚えのある声に背中に悪寒が走り抜け、抜き身の刃の如き殺気に肌が粟立つ。 作戦会議室へと現れた第三の乱入者。 それは俺にとって今もっとも現れて欲しくない人物でもある。 例えるなら燃え盛る炎の中に大量の火薬をブチ込むのと同じ程ヤバい。 その手には禍々しい形状をした愛剣がまるで血を欲しているかのように、照明を浴びて不気味に輝いている。 「ねぇあなた。 私言ったよね……私以外の女としちゃ、絶対に許さないですよ……って」 「えっ? いや、その……え~と……」 彼女との付き合いは今から一年前程になるのか。 これもまたとある切っ掛けで傭兵団の団長を副業としてやる事になり、その中でアリエルが一番最初の相手でもあった。 だってヤンデレ属性好きだもん。 病んでしまうぐらい愛してくれる女性から肉体関係を迫られたら、俺だってオタクだから我慢出来なかった。 「……団長さん。 どう言う訳か説明して頂いてもよろしいでしょうか?」 「何よ貴女。 あんたみたいな猫かぶり女が彼と一緒にいて許されると思ってるのかしら? 年増は早くどっかに消えれば?」 「だ、誰が年増だコラァッ!」 「ってなんでお前まで一緒になって怒ってるんだよ足柄!」 「どうでもいいわ。 それよりあなた、早く私達だけの愛の巣に行きましょう? ゆっくりとお話を聞かせてもらいたいし……大切なあなたの身体に染み付いた雌豚の臭いを上書きしないと」 「ハルナハ……モウダイジョウブジャアリマセン」 艦娘達は艤装を展開し、ハナショウブは得物の苦無を取り出す。 俺は咄嗟に窓を突き破って逃げた。 この後何が起きるのか、もう確認するまでもない。 窓を突き破ってから僅かに遅れて、俺が着任している鎮守府が半壊した。 後日、クーデターを起こした艦娘達が大本営を襲撃し提督とケッコンカッコカリしなくても夜戦(意味深)しても構わない許可を受理させて俺は晴れて皆と……夜戦(意味深)する事が出来ず、アリエルに薄暗い部屋へと監禁され繋がり続ける事を強要されていた。

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